犬と猫の歯科/歯周病外来を行っています。
院長は2019年にヨーロッパの専門医組織であるESVPS(ISVPS)よりESVPS小動物歯科・口腔外科学認定医(General Practitioner Certification in Small Animal Dentistry and Oral Surgery)の認定を受けています。
外来は予約制となります。
歯周病など気になるようであればお気軽にご相談下さい。
院長の渡邉武史は2019年にESVPS認定医(小動物歯科・口腔外科)を取得しました。
歯の表面やすき間に食べかすや唾液中の成分、被毛などがたまり歯垢となります。その歯垢により歯肉が炎症を起こした状態を歯肉炎といい、さらに悪化して周囲組織に炎症が及ぶと歯周炎となります。歯肉炎と歯周炎を総称したものを歯周病と呼びます。このワンちゃんは10歳のダックスフンドで歯周炎を起こしていました。口腔内レントゲン検査にて歯の根元に膿が溜まっている事が分かったため、麻酔前検査で全身状態に異常がない事を確認した上で外科手術を実施しました。患歯の抜歯及び口腔粘膜フラップ形成を行っています。術後1週間は柔らかいものを与えて頂き、現在は何でも好きなものを食べれています。
歯の組織にある破歯細胞が、歯を壊していく原因不明の病気です。歯の付け根に吸収病巣というものが出来、虫歯のように穴があいてきます。この病気は歯だけに起こるのではないので、アゴの骨をレントゲンで確認してあげる事が大切です。
当院では歯科専用のレントゲンを用いて診断・治療を行います。
正常な位置に比べて永久歯が不整です。この症例は遺残乳歯を抜歯することにより治療しています。
小型犬に多く認められます。乳犬歯が残っているために永久犬歯の位置がずれてしまっています。
永久歯が正常に生えてきていません。歯科X線撮影を行い、患歯及び周囲の歯の確認をした上で歯肉の切開または抜歯を行います。
ワンちゃんの歯茎に赤いピンポン玉状の腫瘤が出来ています。外科手術で取りましたが良性の腫瘍でした。
経過観察することとなりました。
はる動物病院は、動物歯科治療の専用設備を導入しています。
プロフェッショナルデンタルケアに必要な高速ハンドピース・低速ハンドピース・超音波スケーラー・3Wayシリンジ・バキュームを備えているので、歯石除去をはじめ抜歯に伴った歯槽骨切削、根菅治療などの歯内治療といった処置・手術も行う事が可能です。
口腔内デジタルレントゲンセンサーです。口の中に入るサイズなのでワンちゃん・ネコちゃんの口の中に入れて撮影し、歯の根の部分(歯根)や歯槽骨の詳細な確認が出来ます。
動物も本来は人間と同様に歯磨きするのが望ましいのですが、嫌がってなかなか歯を磨かせてくれないということもあるようです。少しずつ慣れさせていき、スキンシップの一環として歯を磨かせてもらえるようにしていきましょう。
口元に触れてみて、嫌がらなければご褒美をあげましょう。これを繰り返していくと、少しずつ口元を触られることに慣れていきます。慣れてきたら唇をめくるなど少しずつ触らせてくれる範囲を広げていくのがおすすめです。
急に歯ブラシを使うと嫌がる事もありますので、まずはガーゼを指に巻いて歯を磨いてみましょう。うまく褒めながら行うことが重要で、無理に押さえつけたりしないようにしてください。
口の中のケアに慣れてきたら、今度は歯ブラシとデンタルジェルを使って、歯を磨きます。最少はゴシゴシではなく、まずは少しだけ歯ブラシを歯に当てて、褒めながら少しずつ磨いていくと良いでしょう。