犬のよくある症状として、この様なものがあります。こうした症状が見受けられるときには、重大な病気が潜んでいることもありますので診断をおすすめします。
若齢での白内障は進行も早く合併症を引き起こします。眼圧測定、眼底検査、超音波検査などの精査を行ったほうが良いかもしれません。治りの悪い角膜潰瘍は外科的処置が必要な病気の可能性があります。
トイプードルやポメラニアンなどの小型犬は活発な性格や細い手足という事もあり、ソファから飛び降りたりしただけで手足が折れてしまう事があります。手足をずっと挙げたままになり、触れると嫌がるかもしれません。可能であれば動物病院を受診し、必要に応じて検査など受けた方がよいでしょう。また、骨折の治療にはギプス固定やプレート設置、創外固定などがあります。小型犬の骨折はギプス固定のみで治る事もありますが、治らずに癒合不全となり悪化してしまう事も多く起こります。時間が経つと治りが悪くなってしまうため、異常に気付いたら早めの受診をすすめます。
軟便または水様便を起こすことがあります。生後2ヵ月齢~11ヵ月齢までに多く見られます。
原因は一過性の場合と慢性の場合とに分かれており便検査、超音波検査等で判断します。
人に比べ犬は吐きやすい動物です。トイプードル等の繊細な犬種では特に多いと感じます。一見、問題がないように思えても、膵炎や腫瘍などが隠れている事もあります。
食欲低下等の他症状が合併している場合は、重症化しているケースも多く見られます。
レントゲン検査と超音波検査等で判断します。
日本の気候に合わない犬種も多く、皮膚病を発症する場合があります。原因となるブドウ球菌やマラセチアによる感染、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、マラセチア皮膚炎などの鑑別をしっかり行わないと症状の安定が難しくなります。
散歩後、家に帰ると手足を浮かせて歩いていることがあります。トイプードルやポメラニアン等の小型犬では骨折、関節疾患なども多く起こります。
触診、症状に応じてレントゲン検査等を行います。
以下のような症状が見受けられるときには、重大な病気が潜んでいることもありますので診断をおすすめします。
トイレに行って排尿姿勢をとるが出せない、辛そうにしている等の症状です。ご飯も食べなくなるかもしれません。膀胱炎、結石症等により排尿障害を起こしている可能性があります。
触診、レントゲン検査、超音波検査、尿検査等で判断します。
昨日まではご飯を食べていたのに今日はご飯を食べない。猫は痛みを隠す動物なのであまり気づきにくいかもしれません。尿毒症、糖尿病、腫瘍に伴う腹膜炎等の重症の場合も多く見られます。
「食欲があり元気そうだが最近痩せてきた」という話を飼い主様より聞くことがあります。糖尿病、甲状腺機能亢進症等の病気の疑いもあります。
血液検査、尿検査等で判断していきます。